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昼間は外にでて,班別に地質調査,夜は飲み会.そんな感じで2,3,4日目は過ごします.各日の夕食後,班別で本日の調査報告を5分程度やってもらうというのは,今も昔もかわっていません.「こんな岩石がありました」,「断層がありました」などを発表します. 班別の調査報告は年々レベルは上がってきていると思います.私が学部時代なんかは,報告のやり方も段取りがわるい班がたくさんいて5分程度っていうのに15分もだらだらしゃべっていて,大ひんしゅくかってた人もいました. こうした班別発表は,「報告」がメインの内容ですが,近年は現地でえられたデータをもとに「考察」し,調査地域の地質図まで提示する班がでてきました.「地質図」を班別発表で出すというのは,この業界の方なら知ってると思いますが,大学生レベルで地質図を作るってのは大変な労力を要します. ですから,班別発表で「地質図」出す班なんて昔はなかった.実は,「地質図」を出し始めたのは私が最初なんです.2001年度の「野外」の時です.私は学部3年でした.昼間現地で班別調査をやりながら,白地図に地質図(岩石の分布図)を色鉛筆で塗っていきました.そして,その日の報告会で,「地質図」を見せました.パッって「地質図」を出したとき,会場が一瞬ざわめいたのを今でも覚えています.インパクトはあったと思います. 報告会「地質図を出す」という行為は決して,自己満足とかではありません.現地で地質図を作りながら,調査するという行為は,実に効率のよい調査のやり方といえます.例えば,砂岩層と泥岩層の境界線を地図上でひき,「次に行く林道は境界線をまたぐので,200mの高さにきたら,砂岩層から泥岩層になるのかな」といった具合に,次を予測しながら調査できるので,なにも考えず手探りで歩くよりよっぽど,効率がいいです. さて,もう一つ私が「野外」で最初だったってのは,「M1がTAになる」ということです. 一般の大学院は,前期課程(master)が2年間,後期課程(docter)が3年間あります.「TA」というのは,ティーチングアシスタントの略で,「野外」に参加する学生全体を取り仕切るようなオペレーションをするというのがTAの仕事です.TAは地質の知識もさることながら,全体に気配りができなければいけんません.そういった意味で,TAは学生の中でも最高位に位置する後期課程(docter)の人間がやるというのが当たり前でした. しかし,そのしきたりを打ち破ったのは,私ともう一人の学生でした.当時,前期課程1年目でTAという異例の人事でありまして,「そんな大学院入って1年も立ってない人間にオペレーションなんてできるのか」とかなり批判も浴びました.結果,このサプライズ起用は,成功裏に終わり,それ以降,前期課程(master)でも大丈夫ということが広がり,前期課程起用が相次ぎました. TAは大学院生2名で構成されるわけですが,ここ数年は男性2人という構成がほとんどです.個人的な意見としては,男性1名女性1名が望ましいと思ってます.TAは「野外」期間中の生活全般の管理等もしないといけないので,近年増加傾向である女性参加者のケアは必要不可欠になると思います.やはり男性だけでは,行き届かない点多々あります.昔は女性がTAというのは普通でしたし,女性TAは全く問題ないと思います. |
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